注文住宅建築のコストを抑える工夫を紹介します。
家の形をシンプル(総2階)にすることでかなりのコストダウンをすることが可能です。
ローコストメーカーの場合、基本設計はほぼ全て総2階タイプです。
総2階の場合、基礎の面積が少なくて済み、屋根も最小になります。
さらに出隅が少なく入隅がありませんので、柱の数も最小にすることができ、建築にかる手間も省くことができます。
外観がシンプルで味気ないと思う場合は、屋根や外壁の色、デザインに力を入れてみると、シンプルな中にも個性の光る注文住宅を造ることができます。
照明器具やコンセントは、必要最小限の数に絞ると意外に大きなコストダウンを図ることができます。
設計段階で多めに計画する方が多くいますが、●どこで何をするか。
●その場所にどんな家電品を置くのか。
●時間が経って、家族構成が変わったときの部屋の使い方は。
など、生活シーンを想像しながら、本当に必要な数を割り出して設計することで、余分なコストを抑えられます。
人件費を抑えるということが、コストダウンの大きなポイントです。
注文住宅建設の総費用の半分程度は人件費と言っても過言ではありません。
「自分たちでできることは自分たちでする」という姿勢がかなりのコストダウンにつながります。
たとえば、登記手続きもできますし、壁の珪藻土塗りやウッドデッキなどは比較的簡単な作業なので、プロでなくてもなんとかなる部分です。
これらの自分でできる範囲の作業をトータルすると100万円近いコストダウンが可能になります。
また、家族で家造りに参加したというコストダウンより大切な「思い出」が残ります。